FX取引における心理状態




事前にいくら学んでも、実際に取引を行うまでは、本当のことはわからないことがあります。その1つが、取引中の心理状態です。投資に関して、特に初心者の場合には、この心理状態というのは、本当に大きな影響を与えます。

これまでにFXをはじめとした投資行為を一度でもしたことがある人は、なんとなく思い当たることがあるかもしれませんが、逆に投資行為を全くしたことがない人の場合には、自分にはそんなことは起こらないと思う人もいるかもしれません。しかし投資を行えば、これらのことは必ず経験します。体験するまで分からないと言いましたが、どんなことが起こるのかをあらかじめ知っているのと知らないのでは、その状況になった時の心理状態は変わりますので、ぜひ知っておきましょう。

sfree個人投資家がFXなどの投資行為を行う時は、ほとんどにおいて自宅などのパソコンを利用してすることになります。パソコンに向かっていると実感しにくいのですが、そのパソコンの先には、日本国内を含めた、世界中の数えきれないトレーダーがいます。そしてその中には、多くのプロのトレーダーも存在します。つまり自分一人対世界中のトレーダーとの戦いをしているのです。ここで重要なのは、1人対と言う点です。これはすべての判断を自分1人でしなければならないことを意味します。

命の次に大切なお金を、世界中の人たちと、自分一人で奪い合いをしているのです。そんな大げさなと思う人もいるでしょう。しかし深層心理の中に、それに近い認識を誰でも持っているからこそ、実は買い時や売りどきだった時に判断に迷いが生じて、指が動かなくなったりするのです。つまりそれだけ大変なことをしているのだという認識をあらかじめ持っておくことで、心に心に準備させておくことができるのです。

そしてもう1つ気をつけたいのは、そのギャンブル性です。これも特に初心者が陥りやすい状況です。FXなどの投資を始めたばかりの時は、投資であるという認識は誰でも持っています。投資だと考えれば、例えば100万円を使って、もし120万円になれば、それは大きな成功だといえるでしょう。しかし比較的短時間で利益があがることから、慣れていくうちに運用金額も上がってきて、大きな儲けを狙うようになります。これは客観的に見ればギャンブルに近い行為であることにお気づきでしょうか?

ギャンブル脳という言葉もありますが、稼ぐにはとにかく必要で、これがまさにギャンブル脳なのです。例えば、あらかじめ利益確定ポイントや損切りポイントを決めて、そのとおりに資金運用していれば、それは投資です。しかし利益や損失が出ているからという理由で、そこに迷いが生じた瞬間に、それはギャンブルになります。なぜならその行為に、合理的な理由がないからです。

初心者の場合にこれが起こるのは、特に損失が出ている時です。あらかじめ自分なりのルールを設定して、何があってもその通りにするのが、ギャンブル脳を回避する一番の方法です。