FXとスプレッドについて




テレビのニュースなどで、為替相場の値動きについてのトピックが流れることがあります。この時に1ドル100.00円から100.05円というように報じられることがほとんどだと思いますが、この100.00円から100.05円の間の、000.05円がなんとも不思議に感じるでしょう。

この価格差は、スプレッドと呼ばれています。

株取引でも為替取引でも、当然ですが売値と買値が存在します。為替相場では、売値をASK(アスク)、買値をBID(ビッド)と呼ぶことがあります。先の例をとるとすれば、アスク100.00円、ビッド100.05円という言い方になります。

スプレッドとはこうした相場における、売値と買値の差であり、売りたいと思っている人たちの適正だと思う価格が、先の場合では100.00円になり、買いたいと思っている人たちの適正だと思う価格が100.05円になるため、その差額が発生し、これがスプレッドとなり、これも先の例でとれば、000.05円がスプレッドという事になります。

これは、FXではなかなか大きな問題になります。

先の例をそのまま使うと売値が100.00円で買値が100.05円でしたので、ドルを買ってすぐに売ったとすると差し引きで000.05円のマイナスが出てしまうのです。

つまり、FXでは通貨を買った時点で、このスプレッドの分だけマイナスからスタートすることになり、このスプレッドを小さくすればするほどに投資に有利になるのです。

このスプレッドは、状況や条件によっていろいろと変化していきます。多くの場合は安定している相場では小さく、不安定な相場では大きくなる傾向があります。

ですので、経済指標などの発表の前後や、休日明けの市場の朝などは、多くの投資家が取引に殺到するため、相場が不安定になりスプレッドも広がることがあります。

また、取り引きする通貨の変動が激しいもののペアを選ぶと、広いスプレッドになっていることも多いです。

これらをもし避けようとするのであれば、安定したペアの通貨を取引銘柄に据えて、取引量が少ない時間帯を狙って投資を行えば、スプレッドによるマイナスを小さくすることができます。

また、このスプレッドはFX取引業者の手数料として徴収されているとがほとんどで、最近では取引業者が顧客獲得の一手として、このスプレッドを抑える傾向があります。

一回の取り引きごとに必要になってくるコストになるので、取引業者を選ぶときには、こうした部分もしっかりと確認しておくことをお勧めします。

このように、スプレッドに対して意識を持っていくと、投資取引にもいろいろな変化をつけることができます。

例えば、スプレッドが開いている時は取引量がおおく、相場に変動があるという事ですので、しっかりと予測を立てて読んでいけば大きな利益を掴まえることができる可能性がありますし、スプレッドの広い傾向のある通貨のペアも、値動きが大きいことが予想されますので、ハイリターンを見込めることになるでしょう。

このように、普通に考えれば不利な要素になりえるスプレッドですが、取り引きの回数を抑えていくのであれば、それほどの不利になることはありません。

逆に、取り引き回数を増やして、一回の利益を小さくし、リスクを回避しつつ積み上げていくスタイルであるならば、たとえ小さなスプレッドでも大きく圧し掛かってきます。

どういうスタイルで、どのようにスプレッドを考えていくのか、それを頭の中にひっかけていきながら、色々な投資方法を試していくことが、FX上達への近道になるでしょう。